参考情報:体を“あたためる”ことの大切さと冷え性対策

健康維持において、体を“あたためる”ことは基本です。
体を“あたためる”ことの大切さと冷え性対策をテーマに、参考情報を提供いたします。

※学説や定説は、研究成果や臨床結果などにより日々変更され、進化発展していきます。
 書かれていることや教えられたことをそのまま鵜呑みにするのではなく、必ずご自身でも
 調査および勉学を継続し、常にアンテナを立てておくことを心掛けるようにしてください。

【まとめ】体を“あたためる”ことの大切さと冷え性対策

体を“あたためる”ことの大切さと冷え性対策について、ダイジェスト的にまとめました。

体温と基礎代謝・血流促進・酵素活性について

体を温める(体温が上がる)と、基礎代謝が上がると言われています。
大きな要因のひとつは、酵素の働きが活性化するから。

代謝(異化・同化)には、必ず触媒的に酵素(代謝酵素)が関与しています。
酵素は体内で生成され、適材適所的に分布していますが、その活動は36~37℃台(~40℃)で強まります。

逆に言えば、35℃台の低体温の人の体では代謝がうまくなされないということです。
肌の新陳代謝などが滞って美容面でもマイナスにはたらくことにもなります。

食の観点から補足すると、酵素、特に代謝酵素は補因子・補酵素が結合してはじめてはたらきを示すものが多く、その代表格がビタミン・ミネラルです。
例えばビタミンB群などは三大栄養素代謝(異化)に補酵素として関わっています。

酵素活性のためには、不足しがちな栄養素であるビタミン・ミネラルの摂取を意識することも大切です。

もうひとつの要因は、血行がよくなるから。
体を温めることは、毛細血管が拡張させ、血液を全身にくまなく送り届けることに寄与します。

代謝をなすのは全身の細胞です。
細胞が代謝をなすためには、三大栄養素ビタミンミネラルと酸素が必要です。
それらを細胞に運んでくれるのが血液なので、血行がよくなることは代謝促進に繋がる、ということです。

基礎代謝とは、心臓を動かしたり、内臓を動かしたり、呼吸をしたり、体温を保ったり、人間が生きているために最低限必要な機能を維持するためのエネルギー代謝(代謝の約70%)を指します。

そのうち意識的に鍛えて数値を上げられるのは筋肉で、約25%を占めます。
基礎代謝アップには筋トレが有効、とされる所以です。

忘れてはならないのが肝臓や腎臓で、意識的に鍛えることはできませんが、併せて約37%を占めます。
この2つの臓器は、三大栄養素を体内で使える状態にしたり、毒素を処理したり、老廃物を体外に排出したりする、体調管理に重要な機能を担っています。
なので、しっかりと温めて、はたらきをよくしておくことがとても大切です。

これら代謝がなされる際には、セットで熱エネルギー、つまり体熱が産み出されます。
よりたくさんの体熱を発生させるためには代謝をよくする必要がある、ということです。
そして、代謝によって生み出された熱エネルギーは、血液に乗って全身に運ばれますので、血行をよくすることです。

冷え性対策においてまず念頭に置くべきことが、代謝促進血流促進なんですね。
さらにそれらを実現するためには、“食の改善(摂取する栄養素の見直し)” と “適度な運動”が必要で、 低体温解消に繋がり、外側からだけでなく、内側からも体を温めるよいスパイラルに繋がっていきます。

体温と免疫力・白血球活性について

体が冷えると、病気にかかりやすくなります。
それは低体温下では免疫力がダウンしてしまうためです。

免疫システムの中核をなす白血球が37℃未満では活動が弱まり、かつ冷えにより血行が悪くなると、白血球が全身をスムーズに移動できなくなることが挙げられます。
また、免疫細胞の70%が存在するとされる小腸が冷えることで、その働きが弱まってしまうことも大きな理由のひとつです。

よって低体温下では、免疫力が低下してしまい、風邪などの病気にかかりやすくなってしまいます。

理想的な体温は36.5~37℃だとの説があります。
白血球(免疫細胞群)は37℃以上でより活動が強まるからです。

ここでも対策は体を温めること。
外側からだけでなく、“適度な運動” “食の改善” で基礎代謝をアップさせて体温を上げ、さらに血行をよくして代謝に必要不可欠な栄養素や酸素を全身の細胞に届け、そして白血球を活性化して免疫力を高く保つことが、病原菌感染による病気の予防にもつながります。

体温と自律神経の調整

その他にも、ストレスなどによる自律神経の乱れが低体温に繋がったり、逆に低体温自律神経の乱れをもたらしたり、自律神経調整の観点からも、体を温めることが大切です。

ホメオスタシスの観点から自律神経は体温調節にも深く関与していますし、体を温める、リラックスすることで、交感神経と副交感神経の切り替えがスムーズになり、つまり活動と休息の切り替えにメリハリが生まれ、日々よりよい体調管理を行うための一助となります。

以上、体を“あたためる”ことの大切さと冷え性対策について、ダイジェスト的にまとめてみました。

これまで『あたためFAQコーナー』で、様々な観点から体を“あたためる”ことの大切さについて触れてきましたが、これらの要素は、上記の通りすべてが繋がっていて、密接に絡み合っています。
冷え性対策においては、常に色んな角度から改善を行う意識を持つことが大切、ということですね。

それぞれの詳細については、『あたためFAQコーナー』の各コンテンツページにまとめてありますので、ぜひご参照いただければと思います。

ひとつ書き残している、“ミトコンドリアとATP” については、2017年早々には書き上げたいと思っております。

体を“あたためる”ことの大切さと冷え性対策に関する情報が、少しでもみなさんの美容と健康の維持のお役に立てれば、とてもうれしく思います。

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written by staff M.Uchida
2016.12.26

【保有資格】
・米国ISNF認定 サプリメントアドバイザー
・NPO日本食育インストラクターPrimary
・AEAJ認定 アロマテラピーアドバイザー
・NHA認定 ハーバル・フード・マイスター

 

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